今日の工作の流れで出てきた話、せっかく書いたのにそのまま眠らせてしまうのはもったいない。
と言う事で、検索しやすいよう、題名を変えて再録。
誰かがいつか発見しやすいように整理しておきます^^(そんな日が来るかどうかはわかりませんが・・・、思えば随分と文章書き記しているので探すの面倒ですし^^;
ちなみに、メッキのメリットはと言うと・・・
1.メッキ独特の輝きが得られて綺麗。(塗装じゃ出ない質感
デメリットはと言うと・・・
1.メッキがあると接着が不可。
2.メッキがあると合わせ目処理が不可。
3.メッキがあると、ゲートカットの後は残ってしまう。
4.メッキ故に表面処理してヒケを取る作業が出来ない。
と言った所でしょうか。(まだ何かありましたっけ?)
メッキを剥がして、元のプラスチックの状態に戻す。
それがメッキを剥がす作業と言う事です。
では以下、『アカツキ』のメッキを剥がした時の話です。(2011.5.4のモノの再録です)
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と言う事で、先にメッキを落としちゃいます!(←高かったのに・・・綺麗なのに・・・もったいない!!!(/Д`)・゜
バンダイさんちのメッキの仕組みをおさらいしておくと、シルバーメッキの上からラッカー系のクリアーイエローを吹いてゴールドメッキ調に仕上げています。
メッキを落とすには、まずはそのラッカー層を落とすところから始まります。
(落とさないとメッキ層まで漂白剤が届かない。クリアカラーがメッキの保護層の役割も果たしているんですねぇ〜。良くできてるなぁ~・・・。。。

まずは何でも良いんですが、容器にシンナーを開けます。
かなり臭う作業なので、家族がいる方は家族に退避命令を(爆
そして、換気の良い場所で行うことをオススメします。
僕はこの作業が大ッ嫌いです(爆
量はパーツが浸せるくらい。
結構揮発するのも早いので、まぁ、その辺は調整しながら。
あまり大量に開けるともったいない・・・と言うのもある(笑
パーツは全部切り離しても良いですが、パーツを回収するのが大変なので、容器に入るくらいの大きさにランナー付きで切り分けるのも良いでしょう^^
浸してすぐにもクリアーイエローは落ちます。
ただ、ダクト奥等の入り組んだ部分にはなかなかシンナーが届かない可能性がありますから、そういう場所は筆等で(痛めても良いやつ、ね)ゴシゴシしてあげると良いです^^
綺麗に落ちたら(残っていると後の作業に響きますので、キッチリ落としましょう^^)くさいので(笑)パーツを洗います。
で、残ったシンナーは・・・各自責任を持って捨てて下さい^^;
ドボドボッと・・・捨てちゃダメ・・・ですよねぇ・・・?(^_^;A
新聞紙等に吸わせて捨てましょう。
(ティッシュ・・・と言いたいところですが、最近落ち着きましたが中々貴重ですし^^;

臭い問題が解決したら、次に用意するのは『塩素系漂白剤』です。
『
塩素系』というのが一番大事で、塩素じゃないといくら漬けても落ちません^^;
ココは大事なので、間違えないようにしましょう^^
普通に使うよりは?チョイ濃いめ(今回は3倍くらいで試しました)で希釈し、そのまま浸します。
後は待つだけ・・・・。
『そんな付け焼き刃な知識では、すぐにメッキが剥がれるぜっ!!』
とは言いますが、実際のメッキはそう簡単には剥がれません(^_^;A
デスティニー『レイ』『最後の力』・『FINAL-PLUS』を連続視聴して(デスティニーでは唯一持ってる13巻ね・笑)見終わるくらい漬けたら綺麗に落ちました^^;

ココまで綺麗に剥がれたのは実は今回が初めて・・・(^_^;A
HGアカツキは黒いランナーにコート層→シルバーメッキ→クリアイエローという組み合わせだったわけです^^
ちなみに、メッキの下が黒と言うのは結構珍しく(たぶん)、多数は乳白色が多いような気がします。
何か理由があるのか・・・無いのか・・・。
黒はエコプラなのか?(笑←乳白色はカラーチップ使わない分安いとか?笑
(↑注:根拠は何もありません^^;
キチンと作業すればキッチリ落ちるんだ、と言う事を今回は学びました(*´ェ`*)
せっかく綺麗だったのに・・・。
主翼なんて両面メッキで(通常はオモテ面のみw)、凄く綺麗だったのに・・・。。。
・・・ちょっと残念ですが、ソコはソコ。
とりあえずは組み上げて、ストライクと並べて考えていく方向で^^
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以上、メッキ落としについてでした。
『シンナーに浸す』、『塩素系漂白剤に漬ける』と言う作業は本来プラスチックにはあまり良いものではないとされています。
特にシンナーはメッキ加工してあるから溶けないとは思いますが、長いこと漬けると保証できかねますので、クリアー層が落ちたらとっとと拾い上げることを忘れないで下さいね!
でもしっかり落とさないと塩素系漂白剤に漬けても落ちないので注意^^;
メッキキットには全て有効な作業ですので(バンダイさんちのモノは特に)、今まで加工を諦めていたアレやコレ、やったことがない方は要らなくなったメッキパーツを片手にチャレンジして、来るべきメッキ剥がしの機会に備える、と言うのも良いかもしれませんね^^
一番大事なポイントは、シンナーの扱い・・・だと思います(笑
お気を付けて作業してみて下さいね^^
メッキ剥がしの項でした。