2012年04月01日

『DNA of MG』どうでしょう?^^


えっと・・・結構好き勝手書いてますので、『僕の意見と違うな!』と思う方、途中で苛立った方は最後まで読まず、そっとブラウザーを閉じてもらえると嬉しく思います^^;


心の準備は良いですか?^^;
読む前に深呼吸してから、興味のある方だけ読んでくださいね^^;



では、以下本文^^;



と言うワケで、今日の工作の方でMGタイタスをパチ組みしました。

今回のAGEシリーズは『DNA of MG』と銘打って、MGと言うフォーマットを根本的なところから見直すという意欲作。

IMG_8511.jpg

MGでは特徴である内部フレームの存在意義について1から見直した結果、『パーツ数を抑えて組みやすくする』『ブロックごとに分けられるように(挟み込みを少なくする)』『装甲の裏が見える部分には見えても良いフレーム状のパーツを配する』というようなポイントを重点に開発されたと言うことです。


組んでみるとなるほど、『MG』と呼んでも良いくらいの『組み味』は感じる事が出来ました。
(僕個人的には、ね。ご自身の手で組んでみてどう思うかはもちろんお任せします^^)

今までの内部フレームをイメージしていると『違うかな?』と思うかもしれませんが、『DNA of MG』の名前の通り、『MGの遺伝子を受け継いでいる』というのは感じられると思います。

それが『MGか?』と聞かれると・・・(ーー;)

一言で言えば『MG Lite』かな?(スペル、合ってる?^^;

何度も繰り返しになってしまいますが、MGと言えばフレーム。
『実物が存在したらどう言う感じなのか?』
最初にMGが登場した時に注目したのはソコで、その結果産まれたのが内部フレームなワケで・・・。

年月が過ぎると共に、そのコンセプトは『PG』に受け継がれ、今に至っては関節構造を繋いだ『芯』としての機能の方が強くなった感は否めません。

この話題はモデラーの中でも何度も議論され、『内部フレームが必要』『必要じゃない』と酒の席に着けば何度した事か・・・(笑


さて、MGと言えば、僕は過去にMGエクシアで1/100とMGの違いについて結構酷い意見をあげたのでした^^;(その辺は過去ログで。確か醤油ラーメンと味噌ラーメンの話をしたような・・・笑

その反省からか(いや別に僕の意見がどうこうってわけじゃないですけど)、劇場版00の『MGクアンタ』やUCのMGシリーズは1/100シリーズが無くなりました。

その辺はまぁテレビシリーズじゃないから良いとして、今回の『ガンダムAGE』と言うテレビシリーズ最新作においても1/100は消滅。
いきなり『MG』ブランドを投入される事になったのでした。
(厳密には1/100はゲイジングビルダーシリーズ(完成品)として移行したのかもしれませんが、プラモデラー的には一大事ですよね?その代わりその開発チームがHGに回ったからあの大充実したHGシリーズがある、というならそれはそれで歓迎ではありますけども^^;)

たぶん今回の『DNA of MG』のコンセプトも1/100シリーズが無いのと関係しているのではないでしょうか?

AGE-1ノーマルはまぁ良いんですよ。
商品として完成されているし、実際新生MGとしては十分な役目を果たしていると思います。

なぜなら・・・HGと違って、全身にぎっちりモールドが入っているから。
メガサイズに採用されているディテールは全部スケールダウンしてMGAGE-1に落とし込まれているので満足度も高い^^

でも・・・タイタスは?
スパローは??

ハイディテール画稿を再現しているのは分かりますが、正直さほどHGと変わらないようなデザイン。
あっさりし過ぎ。
コレで良いんでしょうか?

組み上がったら『あぁ、タイタスだよね・・・』というあまり驚きのない内容。
コレだったらMGにする必要はあまり感じられないんですよね。
1/100で良いじゃん・・・になっちゃう。

この違和感を強烈に感じたのはなんの因縁か、同時期に発売したMGデュエルガンダムに他なりません^^;
このデュエル、直接僕自身が組んではいないのですが、パチ組み状態のモノは手にとって見回しています^^

コレ、本当にカッコ良いんですよ^^
良く見ると、元の設定画と比べると全然デュエルじゃないですけど(笑←ホントかなり違うんですよね^^;)、むしろアレンジされた状態が非常に説得力のある形をしていて、『デュエルってこんなにカッコ良い機体だったのか!?』と改めて思いしらされたのがキッカケでした。
ディテールが細かく入っているからカッコ良いってわけではないと思うんですけど、そのディテールがまたわかりやすいのも良いと思いますね^^

それを踏まえた上で、『MGの良さって何か?』と問えば、最終的に行き着くのはやはり『究極のガンプラ』だと思うんですよ。

HGUCでカトキさんがリニューアルデザインしたときに『素体としてクセのないデザインを心がけている』というのは読んだ記憶がありますが、『それと同じコンセプト(設定画重視)をMGに持ち込むべきなのかな?』と個人的には思ったりしてます。

そもそも何故MG78ガンダムが大ウケしたのか?と言えば、たぶん『あのカッコ悪い(と思ってた)78ガンダムってこんなにカッコ良かったのか!?』という驚きだと思うんですよね。

MGのブランドでキットになるとアレもコレも凄くカッコ良く、輝いて見える!ΣΣ(゚Д゚;)

コレが今までMGが生き残ってきた1番核になる部分じゃないでしょうか?

逆に、MGエクシアで感じた違和感は、MGにバージョンアップしたけど『驚き』『新しい価値観』が感じられなかった。
コレは別にデザイナーさんに文句を言うわけではないけども、『大河原先生のあの機体(画稿)がアップデート(リファイン)されて、とてもカッコ良くなってる!ΣΣ(゚Д゚;)』と言うのが海老川さんのデザインでは感じられないんですよね。

なぜなら、最初からカッコ良いから(笑
(とは言え、00セカンドシーズンの1/100は論外^^;ありゃズルいw)

画稿自体の完成度が高いので、一度立体化されると驚きはソコで消費されてしまう(?_?)じゃないでしょうか?
HGなり1/100で一度見せたカッコ良さは同じような切り口では驚きも少ないと思うのです。
消費者を更に驚かせ(購入する気にさせ)るには別の切り口が必要なんじゃないかな?と思うわけです。
形はそんなに変わらなかったけど、デザイナーズカラーとかは良い切り口だったと思いますよ^^

そう言うモノがMGタイタスからも感じられなかったのは非常に残念です。
(スパローもだけど^^;)

1/100のないユニコーンにおいては設定画を立体化した仕上げではありますが、デザイン自体も非常に複雑ですし、何よりそれを初めて立体で見ると言うことに新しい感動が味わえたんだと思います。


ならMGタイタス(スパロー)はどう言う切り口にするべきだったのか?

最近のRGのヒットを見ていると、やはり新しい価値観を付属させる事じゃないかな?と思ったり^^;
あれもデザインやディテールが複雑だから受け入れられた、というのもあるでしょうし、やはり根底には『アレがこんなにカッコ良かったのか!?』という付加価値があるからではないでしょうか?

見た目が違う、ってのが1番消費者には伝わりやすいんだと思います^^;

装甲の隙間が・・・とか、見えなくなる内部フレームに凝るというのは設計陣の拘りであって、消費者のニーズにマッチしているか?と言うと必ずしもそうでもなかったのかな・・・と思うわけで^^;

そう考えるとMGマラサイもちょっと不安になりますが、『あのマラサイがこんなにカッコ良いのか!?』という付加価値があるでしょうから『たぶん大丈夫なんじゃないかな?』と思うわけです。

Ver.2.0シリーズも外装が良ければたぶんもっと受け入れられたんじゃないかなぁ〜と思うんですよね。

改造素体としてアレンジは極力配する、と言う姿勢はモデラーとしてはありがたく思いますが、ガンプラ買う人全員が改造にいそしむ方ばかりではないですし、どちらかというとそう言うモデラーは少数派という現状を考えても、広く一般層にもわかりやすいカッコ良さってのは必要な気がしますね。

パーツ数を抑えた組みやすさ、とかブロックごとに組み上げられると言う仕様自体はとても良いと思うし、可能性を感じるわけですが、やはり『このキャラクター知らないけど何だかやたらカッコ良い!』『カッコ悪いと思ってたけど、MG見たら価値観変わった!』と思わせるような付属価値はMGと言うブランドを守る為には必要なんだと思います。

ただ設定画をトレースしてキット化するんであれば、特に多くの新しいお客さんが取り込めるであろうテレビシリーズは1/100で良いんじゃないかなぁ?と思います。

MGとして出すなら『テレビでは制約があってあんな感じだけど、実際の○○はこうなっているだぜ!』的なモノを、そしてMGブランドでなければ再現できないようなモノを期待する・・・

と言うのは目の越えた消費者サイドのわがままでしょうかねぇ?

『夢を作る企業』バンダイさんの底力。
僕はこれからも期待したいと思います^^


コレが今回MGタイタスを見て改めてMGと言うシリーズを考えた結果導かれた僕の考えだったりします^^

好き勝手言わせて貰いましたが、読まれた方は僕に影響されることなく、是非ご自身で見て、一度組んでみて、『こうすればもっと皆買うんじゃない?』という案をそれぞれで考えてみると面白いかと思います^^

やっぱりガンプラがいっぱい売れて新しい新製品にいっぱい出会いたいですからね、僕は^^





posted by シンたろー at 20:36| Comment(2) | ガンプラ話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする